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心理カウンセリングでのケース報告

心理カウンセリングでのケース報告

心理カウンセリングでのお客様の事例をご紹介

 

ゆいセラピーかぜのねです。

今日は、心理カウンセリングでのお客様の事例をご報告します。

話すことって、こんなに心身の回復に役に立つことなんだ、ということを、

あなたに知っていただけると嬉しいです。

 

クライエントさん、Aさんは、数週間前から夜眠れなくなってしまった、気力が無くなった、

ということで、こちらに来られました。

 

これまでの経緯を伺うと、1年弱前にある大病で倒れ、休養しなくてはならなくなったが、

その後に元通り復帰されたとのことでした。

復帰後ちょうど3か月程経った頃、セッションを開始されました。

 

当初、命に関わる状態だったとのことです。

幸い、良い医師やスタッフに恵まれ、ご本人の大変なリハビリの努力もあって、

とても回復がめざましく、主治医も驚くほどだったようです。

そして、発病から半年で日常生活に支障がなくなり、医師からもすぐに復帰を許されたそうです。

 

もう大丈夫!

今までのブランクを取り戻そう!

と元気に復帰したAさん。

 

ところが、しばらくすると、

何か調子がおかしい。

からだは元通りになって、検査しても問題ない。

復帰して嬉しいはずなのに、なぜ?

というのが、ご本人の率直な思いでした。

 

ここまでお話を伺って、わたしは、

体が治っていくスピードと、命に関わる危機を経験した心の回復のスピードが合っていないのでは?

という印象を受けました。

 

また、病院でも、ご本人がどんな気持ちでいるのか?

こころの状態には、ほとんど触れられることがなかったようでした。

 

そこで、心理カウンセリングのセッションを週2回、しばらく定期的に行うことをご提案しました。

 

実際のカウンセリングの過程で、Aさんはいろいろなことを聴かせてくださいました。

 

病気のために、たくさんのものを失ってしまったこと。

ご家族には、自分の辛さを、どうしても伝えられなかったこと。

ご家族は回復を喜んでくれたが、どこか、急かされるようにも感じたこと。

復帰したら、周囲から置いていかれてしまった、と感じたこと。 

 

一つ一つ、ご本人と一緒に、お話を伺いながら、

私も体験させていただくように、自分のなかでイメージしていきました。

 

ある日。

倒れた当日のことを話してくださいました。

おそらく、Aさんいにとって辛いことでもあったのかと思いますが、勇気を出して話してくださいました。

 

一人暮らしのご自宅で、急に倒れ、最後の力を振り絞り、救急車を呼んだこと。

救急車のサイレンが聞こえ、家の鍵を開けるため、這っていったこと。

意識が遠のいていくなか、家の床が近づいてきたこと。

 

私もその瞬間瞬間をはっきりと見たような気がしました。

 

こんなふうに、Aさんが見たこと、感じたこと、考えたことを少しずつ、

ネガティブな思いも含めて、できる限り共有させていただきました。

 

なるべく、Aさんご自身にも、

ご自分にどんなことが起きていたのか、

その時の自分は、本当は何を感じて、どういう気持ちだったのか。

充分に感じ、味わっていただけるようにと、ただ願いながら、ご一緒させていただきました。 

 

カウンセリングを開始して、3ヶ月ほど経った頃です。

Aさんの症状は軽くなっていきました。

 

こころのなかで、充分に感じられないままだった「何か」が、少しずつ整理されていくに従って。

 

それから間もなく、よく眠れるようになり、今まで以上に気力が回復してきた、

とお話されるようになりました。

お顔の表情も、以前よりグッと明るく、Aさんらしく生き生きとされてきました。

やりいたいこともいろいろ出てきたとのことで、カウンセリングを終結することになりました。

 

最後のセッションの日、Aさんはこう言ってくださいました。

「話してどうなるのか、と、思ったけど、心のケアってすごく大事なんですね。

改めて自分がやりたいことも分かったし。

病気でいろんなものを無くした、と思っていたけど、本当は何も無くしていなかった気がします。」

 

Aさん、ありがとうございました。

わたしもたくさんのことを、あなたから学ばせていただきました。

今後のご活躍を期待します。

お会いできて本当に良かったです。

 

何ともカウンセラー冥利に尽きます。

何よりも、Aさんご自身の人柄に触れられたことがとても嬉しかったですし、

やっぱり、人がみんな持っている「回復していく力」があることを実感できました。

 

カウンセラーやっててやっぱり良かった。

→正直な感想

 

もちろん、この回復する力は、あなたにもあります。

もしかしたら、初めは小さな力かもしれませんが、

少しずつ育てていけば、必ず大きな力になる時が来ます。