歩いて帰ろう

歩いてみるといつもと違う光景が見える
私は散歩が大好きです。
今日は、最寄り駅の一駅手前から歩いて帰りました。
何でもないことなのですが、何となくいつもと違う風景が見えます。
坂道を上がっていくと、ちょうど日没の後で、ブルーのような、ピンクのような色の空が近くに見えました。
夜景というには早いのですが、あちこちの家やビルでは明かりがともっています。
近所なのに、知らない道があったりします。
あるお家のお庭には、コスモスが咲き、紫式部が小さな実をたくさんつけていました。
煙突のあるお家があったり、カラフルな自転車が何台も並んでいるお家も。

そうした何の変哲もないものなのですが、今までそうしたものがあったことを知らなかったことに、驚きます。
当たり前のことだからと、見ているようで見えていなかったことに気付かされます。
多分、このことだけではなくて、家族や身近な人の気持ちや、目の前にいる人の思いなども、当たり前すぎて、分かっているようで、ちゃんと分かっていなかったこともあったのかもしれません。
「どうせいつもと同じ」「大したことじゃないから」 と、頭で思い込んでしまうと、そこで本当に起こっていることや実際に存在していることが見えなくなってしまいます。
確かに、毎日「いつもと同じ」ように見えるかもしれませんが、今日は今日だけですし、今日やっていることは、今日しかできないことです。
今日歩きながら、そんなことが思い浮かんでいました。
自戒の気持ちも込めて、ここに書いてみることにしました。