一期一会の音

一期一会の音

その瞬間にしか存在しないもの

先日、若手の音楽家のよる小さなコンサートを聴く機会がありました。

ピアノとバイオリンのお二人で、クリスマス間近で、会場にはツリーが飾られていました。アットホームな雰囲気のなか、至近距離で生演奏を楽しんで来ました。

クリスマスメドレーの曲目があり、普段と違う華やかな気分を味わえました。

特にバイオリンの、ひとつの音が生まれる瞬間から、消えていく瞬間まで、しっかり目でも見ることができました。

 

いつも、不思議に思うのですが、バイオリンの音というのは、物理的には、弦と弦が擦り合わせられただけのものです。

それなのに、なぜ、聴いていると、何かを感じたり、何かを思い出したりするのでしょう。

 

弦の擦り合わせに過ぎないはずなのに、弾いている演奏家の方のエネルギーや、美しい音を生み出そうとする思い、それを受け止める聴き手がいて、そうした色々な状況全てがあって、音楽が存在しているのですね。

 


 

私は一期一会の、生の演奏が好きです。

今、ここにしかない音があります。

同じ演奏を録音して、自宅で聴くこともできますが、全く同じ音には聴こえないでしょう。

自分の気分や周りの環境が違うのですから。

 

同じようにヨガも、カウンセリングも、その時だけ、という、ある意味で儚さがあります。

全く同じセッションはありえません。

昨日上手くいったからといって、今日上手くいくとは限りません。

また、昨日は上手くいかなくても、今日は上手くいくかもしれないのです。

いろいろ考えても、いざ、やってみないと分からない、予測が難しいところが、私には、大変な一方で、とても面白いのです。

 

その面白さに魅了されて、ヨガもカウンセリングも、ずっと続けられてきました。

どちらも果てしなく深いものですし、新しい年になっても、年号が変わっても、年齢を重ねても、これからもずっと続けていくことになるのでしょう。

 

 

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