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「出来ない自分」こそチャンス!

「出来ない自分」こそチャンス!

「出来ないこと」は、今の自分に気付くチャンスです。

先日も、あるクライエントさんとお話をしていて。

「こんなに簡単なポーズもできないんだなということがわかりました。」

と、感想をおっしゃいました。

 

また別の日にも、また別のクライエントさんが。

「頭の働きと体の動きが合ってないことがわかりました。」と。

 

皆さま、素晴らしい!!

ヨーガや臨床動作法の練習では、「できない」と言う事に気づくことがまず大切です。

 

こころでイメージしたことと、実際にからだがどういうふうに動いたのか。

大抵の場合、からだはこころのイメージ通りには動いていません!

そのこころとからだの間のギャップに気付くこと。

そのことをしっかり見つめること。

それが大事!

 

また、心理カウンセリングでも、「できない自分でいること」は、非常に大切な気づきなのです。

自分をごまかしたりせず、卑下したりせず、できない自分をありのままに見つめること。

それが、自分らしく生きるための大事な一歩です!

 

でも、できない自分を認めることは、とても勇気のいること。

とても辛いことなんです。

 

だって、嫌じゃないですか。

日々自分なりに頑張ってるのに…

 

それに、日常生活では、自分ができないことで誰かに責められる危険もあります。

自分で自分のことが死ぬほど嫌になるかもしれません。

 

なので、普通、私たちは、できない自分を認めたくないし、出来るだけ目を背けていたいのです。

できない自分を隠すため、私たちの頭はいろいろなイメージを作り上げます。

例えば、客観的には全く出来ていないのに、「私は出来ている」と妄想のように思い込んだりします。

また、他の人を低く評価することで、出来ない自分を高く評価して優越感を持とうとしたりします。

 

でも、勇気を持って、ただただ、できない自分で、居続けること。

 

それが自分が自分であることを実感することにつながります。

 

ボディーワークの途中だったら、思うように動けなくても、呼吸をしながら、ただ今ある自分を感じていくこと。

そうすると自分が今ここにいると言う確かな感覚が得られます。

 

(ちなみに、わたしのセッションでは、できないからといって、批判されることはありません。

なぜなら、わたしを含めて、完璧に出来る人はいません。完璧にやることが目標ではないからです。

出来ても、出来なくても、自分のことに集中することが大切だからです。)

 

心理カウンセリングの過程でも、わたしがカウンセラーとして、できることなんて、本当に限られています。

クライエントさんに代わって何か行動することはできませんし、ほとんど何もできないこともあります。

 

どんなに辛くても、あなたの人生を、わたしが代わって生きてあげることが出来ないのですから。

 

わたしはただ「できない自分」のまま、あなたと一緒に、そこに居続けて、あなたに関わっていくだけです。

 

そうすると、何も起こらないような、でも、何かが起きているような、不思議な時間が過ぎていきます。

それを繰り返していくと、あなたのなかで、もちろんわたしの中でも、新しい良い方向へ向かう変化が生まれてきます。

 

セラピーの過程に限らず、日常の生活でも同じこと。

「できないこと」は、どんなことでも、現実の、今ある自分を知る手がかりになります!

 

些細なことでも、できているつもり、わかっているつもり、でも実際はどうなの?

 

それを見ていくことが今現実の自分を生きていくと言うこと。

 

そして「実際できていない何か」に気付くことができれば、からだの動き、つまり行動を変えていくことはできます。

 

どんなに小さな行動であっても、確実な第一歩になります。

 

今すぐ行動できなくても、それでも「やろう」している自分、

「いつかきっと」と思う自分に出会えるかもしれません。

 

そういう、あなたのなかの、「〜したい」という気持ちを大切にしてあげてくださいね。

 

必ず、あなたを変える原動力になります。 

 

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