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社会保険労務士をやめて心理カウンセラーになった理由

社労士事務所に幻滅・・・


臨床心理士&ヨガセラピストの澤田 ちさこ です。 

     

私は以前、社会保険労務士だったので、

「なぜまた(わざわざ)臨床心理士になったんですか?すごいですねー」

みたいに、よく聞かれます。

 

別にすごいことでもなく、ただ、自分が本当に何をしたいのか、自分のことと向き合い続けた結果、そうなった、というだけなんです。

 

私は25歳で、社会保険労務士の資格を取得し、当時は資格を活かして、いつか、自分の事務所を持ちたいと考えていました。

なぜ社労士かというと、大学卒業後すぐに入った職場の環境がとにかく険悪。でも、一般職の人や、派遣社員の人達は、みんなで助け合いながらやっていました。そういう働く人の支援がしたかったから。

 

ただ、実務経験がなかったため、当面社労士事務所で補助として働いて、経験を積んでいく予定でした。

事務作業やパソコンは得意な方だったので。

 

ところが、いざ社労士事務所に入ってみると。

以前のブログでご紹介した職場の他、

社労士事務所なのに、お給料を給料日に払ってもらえないことも。

その先生は、ナアナアというか、決められた日に払わなくてはいけない、という概念が無いらしい。

 

また他の先生は、とても真面目でキチンとした方だったのですが、顧客企業が従業員にサービス残業をさせているのを黙認している。

 

時給800円で営業をやれと言われ、売り上げがあげられない人は要らない、と

陰でいろいろ言われたこともあります。

 

社労士として、顧問先の労働環境を指導する立場にあるはずなのに、みんな自分の事務所の労務管理はどうでもいいんだな・・・

顧客から、(従業員が度々入れ替わるので)担当者が代わり過ぎる、とクレームが入ったこともありました。

 

私が世間知らずだったと言えばそれまでですが、社労士として、という以前に、一般の社会人として尊敬できる人に出会えなかった。

そのことが非常に残念でした。 

 

理想論だけど、大切だと思うこと


社労士は、基本的には、経営者側と契約して報酬を得るので、当然ですが、開業すると、顧客企業の言うことを、聞かなくてはいけない。

 

もともと働く人達の支援をしたかったのに、会社側の言いなりになって働く人側の不利益になること、しなくてはいけない。

 

理想論と言われればそれまでですが、

本来、経営者と労働者は対立するものではない。

お互いルールを守って、会社を発展させるという共通の目標に向かって、協力する関係のはずです。

 

少なくとも私はそう考えていますし、社労士として関わるのであれば、そういう方針を共有できる経営者のために働きたい。

 

でも私が考えていたことは、きれいごとに過ぎなかった。

 

パワハラ、セクハラなどの相談員という手もあったのですが、厚労省の機関や自治体など組織に属さないと難しく、なかなか募集がない。

 

あちこちの事務所を転々とした挙句、30歳目前で社会保険労務士として仕事をすることを諦め、とにかく正社員での仕事に就くことを決意しました。

 

が、ずっと葛藤していました。

大企業では、メンタルヘルス対策は進んできているところもあるのですが、日本の企業の大半を占めている中小企業では、あまり対策が進んでいません。

 

ハローワークで相談員として働いていた時にも、職場でのハラスメントが原因で退職せざるを得なかった、という方にお会いすることもしばしば。

まだ産業カウンセラーとして働いていた時に、一度社労士で開業し、組織で働く人のための相談を受けたいと、準備したこともあります。

 

組織ではなくて、人そのものを支援する


その後、わたしのプロフィール・概要編 でご紹介したように、

ある日突然、心理カウンセラーを目指す決意をしたのですが、

思えば、ずっと、内心ではこの仕事がしたくて、社労士として、職場で働く人の悩みや問題に寄り添いたいという気持ちがあったのでした。

 

大学院時代に、今度は臨床心理士として、産業臨床について学ぶ機会があり、卒業後はそちらへ進もうか考えました。

ところが、臨床を学ぶうちに、組織を整えることにはやはり限界があることを痛感する一方で、人間の持つ可能性にこそ、魅力を感じるようになりました。

 

精神病院の閉鎖病棟に入院するほどの重い病状の方でも、それぞれの個性があり、豊かな人間性があり、誰もが一生懸命に生きている。

やはり、私はただ、人を支援していきたい。

改めてそう決意することができ、長年の葛藤はようやく治まりました。

 

いろいろな経験が今は財産に。


普通に大学時代から心理の勉強を始めた心理士さんと比べて、私はスタートが遅く、年齢の割に臨床経験が浅い。

 

最初はそのことに、焦る気持ちや、羨ましいと思う気持ちもありました。

ですが、それでも私を信頼して、遠方から来てくださるお客様、からだとこころを一体としてケアできることを喜んでくださるお客様との出会いがあり、私は私。私のなかにあるもので、お客様が必要としているものを、しっかり提供しよう、と自分に誓った時、嫉妬や焦りはなくなりました。

 

転職2ケタ、個人事業の会社から数千人規模の大企業まで、公共機関もあり、隠れブラック企業もあり、そんな数々の環境を渡り歩いたから出会えた、

たくさんの人、その人々から聴いたいろいろな話。

それが、今お客様と向き合う時に、

私のなかで大きな財産となっていることに気付きました。

 

そして、人を変えるのは、外部の環境より、有益な情報より、周囲の支援より、その人の内面で起こる気付きが一番。

そういう気付きは、いつ、どのタイミングで起こるか分からない。

何の前触れもなく、ある日突然起こることもある。

人が変わっていくその瞬間には、輝きのような、忘れがたいものがあります。

そんな場面に立ち会わせて頂ける、この仕事に感謝しています。

 

気付きとは、本当に、いつ、どこで起きて来るか分からないものです。

だから、生きている限り、チャンスは必ずあるのです。

あなたも、決してあきらめないでください! 

 

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