本当に好きなものは、あなたの救いになります。~私の経験から~

本当に自分を支えてくれるもの


臨床心理士&ヨガセラピストの澤田 ちさこ です。 

 

生きていくうえで、危機的な状況になった時、本当に好きなものは、あなたを救ってくれます。

その好きなものが、とても価値があるとか、人から認められるとか、そういうこととは関係なく、自分がただ好きだ、というものは、どうか、大切になさってください。

そういうものは、困難な状況になっても、こころの支えになってくれますし、あなたの命を救うことになるかもしれません。

 

私の経験から学んだことをお伝えします。

 

信じていたものが足元から崩れていく


私が27歳の時、ちょっとしたいざこざがあって、両親の離婚危機がありました。

事の発端は、父がタンスの中に隠していた10万円を、たまたま見つけた母が黙って取ってしまったことでした。

当然父にバレてしまい、大喧嘩になりました。

最初母は、自分が取ったことを誤魔化すため、「知らない」と言っていたらしいのですが、父が問い詰めると、結局は自分が取ったことを認めたらしいのです。

父は「泥棒だ」と大変な剣幕で怒鳴り、母に手を上げようとしました。

(私が止めに入り、結局は殴ることはしませんでしたが)

 

父の性格を知っていますから、父が怒るのも無理はない、けれども、取った相手は母だということは分かるはずなので、そこまで怒鳴らなくても、と思いました。

一方、母は、「へそくり見つけた」位の軽い気持ちで取ったらしいのですが、殴られる寸前までいったので恐ろしくなったようです。

父の怒りはおさまらず、母は家を出ると言い出しました。

 

母は荷物など準備していましたが、ちょっとした数日の家出のつもりだったのですが、いよいよ家を出るという時になって、父は「本当に出ていくんなら離婚だ」とハッキリ宣言しました。

 

父は本気だと察知した私は、どういうわけか、

足元の地面が粉々になって崩れていく、

強固なはずの、地面が、砂のようになって、あっという間に壊れていく・・・

まさにそういう感覚がしたことをよく覚えています。

 

結局のところ、あと一歩のところで、離婚は避けられました。

ただ、私には大変なショックでした。

家族というもの、私が長い間、大切に守ってきたものが、ほんの些細なことで、いとも簡単に壊れてしまう・・・

ここまで何とか家族としてやってきたのだから、もっと強固だと信じていたのに、あり得ないほど脆弱だった。

もう、愕然としました。

 

何も手に付かない状態に


 

その渦中にいた時には、そんなことを気にする余裕がなかったのですが、

自分と向き合って生きることを実践するようになって、

私はずっと両親の代わりに、父方祖母、弟を含めた家族間の調整をしてきたのだ、ということに気付くようになりました。

 

家族が家族でいることが最優先で、自分がこんなにも巻き込まれてしまっていたことが、とにかく情けなく、惨めに思えた時期もあります。

 

今思い返すと、私が小さい頃から、両親には度々離婚の危機があったのです。

幼い頃は、私がちゃんとしていれば、そんな恐ろしいことは起こらないに違いない、家族は仲良しなんだ、と思い込むことで、現実を見ないようにしていたのだろうと思います。

母の話し相手になる年齢になると、私なりに母の話を聞いてやったり、共働きの母の家事を手伝いながら、父の世話をしたりして、ここまで何とか持ちこたえることができたのです。

 

ここまで来たのだから、さすがにもう大丈夫だろう。

やっとそう思えたところだったのです。

ところがそうではなかった。

 

それからしばらく、毎日の生活は流れているのですが、どことなく呆然としてしまい、何も手に付かないような状態でした。

食欲もなくなり、訳もなくイライラする。

家を出ればよかったのですが、そんなことを考えたり、行動する気力がない。

家にも帰りたくなくて、住むところを探すわけでもないまま、ふらふら外を出歩いていました。

 

 

自分が自分でいるために必要なこと


その日もふらふら歩いて、夕方遅い時間になりました。

夕食の支度をしないといけないと思いつつ、気分が落ち込んで帰る気もしない。

その時あるお店が目に入りました。

手織り機や手紬の道具を扱うお店で、教室もやっていました。

吸い寄せられるように中に入ってみると、棚には色とりどりの羊毛や毛糸が並んでいます。

ああ、これだ・・・

 

子供の頃から私は手芸や手作りが好きでした。

人形やマスコット、小物をいろいろ、編み物や刺しゅうや、パッチワーク。

手芸をしていると、母があまりいい顔をしなかったので、どこか、やってはいけないことのように感じて、コソコソ隠れてやらなくてはいけませんでした。

「もう一度やりたい」

そこで、私は生き返りました。

あのままの状態でいたら、おそらく、うつを発症していただろうと思います。

 

自分の手を使って、柔らかい羊毛に触れたり、ピンと糸を張っていると、少しずつ、自分のからだの感覚が戻ってきて、それが生きている実感として感じられました。

ただ、楽しく、ただ夢中になれました。

そういう感覚が、私を癒し、新しいエネルギーを与えてくれました。

その時はまだヨガに出会っていませんでしたが、今でも手作りは私の人生で大切なものになっています。

 

自分が自分でいるために、誰の人生にも、こういう「何か」が必要だと思うのです。単なる趣味ではなく、純粋に、自分のためだけの活動が。

 

そういう「何か」は、どうにもならないような状況であなたを救ってくれ、心身ともにダメになりそうな時に、あなたに力を与えてくれます。

あなたがあなたらしく生きるための支えになってくれます。

 

あなたにも、ぜひ、そんな「何か」を持っていただきたいです。

 

私のクライアントさんでも、もう一度自分と向き合い始め、自分が自分でいるために大切なこととして、ボランティア活動を見つけられた方がいます。

 

あなたにとって、あなたがあなたでいるために大切なことは何でしょうか?

まだ分からなくてもいいと思います。

探そうとするだけでも。

探すことのなかに、もうすでに「何か」があるかもしれません。

 

あなたがあなたでいるために必要なことを見つける、

よろしければ、そのお手伝いを私にさせていただけませんか?

 

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