Psychotherapy

不機嫌な人から自分を守る方法

周りに不機嫌な人がいると、何だかモヤモヤする。
クライエントさんから、度々こんなお声を聴きます。

それまで、自分では何ともなく、むしろ良い気分だったのに、
周りの人(ご家族とか、職場の方とか)の何気ない仕草とか、声のトーンとか、そんなちょっとしたキッカケで、急にネガティブな感情が湧いてくることがありますよね。

不機嫌が伝染して自分までイライラ、不機嫌になってきた…
わたし、もしかして嫌われてる?と不安になったり…
すごく軽蔑されている感じがしたり…

そんなふうに、不機嫌な人のそばにいて疲れてしまう、そんなあなたのために、不機嫌な人から身を守る対処法をお伝えします。

あくまでも、不機嫌な人の性格を変えることはできません。
なので、根本的な解決策という訳ではありませんが、不機嫌な人のために、あなたが被るダメージを減らすことはできます。
こちらを読んでおいていただくと、気持ちは楽になるかと思います。

不機嫌は一種の暴力です

最初にお伝えしておきたいのは、ある意味、不機嫌とは暴力だということです。

なぜならば、不機嫌になることで、その人は、周りの人に威圧感を与えたり、気配りを強要したり、場の雰囲気をコントロールしようとしているからです。

つまり、自分の感情に、他の人を巻き込んで、支配しようとしているのです。

さらに厄介なのは、「ただ不機嫌」でいる限りは、それほど大声を出したり、手を上げたり、目に見える形で行動することがありません。

なので、不機嫌な本人も、自分では、周りをコントロールしているということを、はっきり意識しないままやっている場合が多いことです。

言葉ではっきりと言わないまま、表情や雰囲気、しぐさで「不機嫌」を表現しているため、不機嫌な本人はおそらく悪気もなくそうしているのだろう、と推測されます。

不機嫌な本人は、自分が周りをコントロールしようとしているという、自覚を持たないまま、「自分は何もしていない、相手が勝手にそうしているだけ(忖度?)」と、自分を正当化しているのしょう。

こんなふうに、自分の労力を使わず、自分に非があるとも思わず、誰にも分からないように、でも確実に、周囲を思い通りにする。

こんなに楽な方法はないですよね。

なので、おそらく、この楽な方法は、一度習得してしまうと、なかなか止められないのでしょうね。

不機嫌な人が職場の上司だったりすると、周りの人は本当に大変です。

Chisako
Chisako
ずいぶん卑怯なやり方じゃない?ってわたしはつい思ってしまいますが(笑)

不機嫌な人への対処法3つ。

前置きはこのくらいで、本題に入ります。

わたしが有効だと考える対処法は3つあります。

  1. なるべく緊張しない。
  2. 適度に距離を置く。
  3. 不機嫌な相手と自分の感情を分ける。

それぞれ詳しくお伝えしていきましょう。

1.なるべく緊張しない

不機嫌な人がいると、ピリピリした雰囲気になりますよね。
その人から何か攻撃されるのでは?
と、身体も心も緊張してきます。

ところが、からだやこころが緊張していると、外部からの刺激に一層敏感になってしまいます。

なので、不機嫌な声や物音がより不快に感じられたりするのです。
不快に感じれば感じるほど、いつものニュートラルな感覚から離れてしまい、正確な判断ができなくなってしまいます。
そのため、「自分だけが嫌われているのでは?」とか、ネガティブな感情を持ちやすくなります。

不機嫌な人が近くにいるときほど、意識して、自分がリラックスしているように、心掛けてみてください。
呼吸を深くしたり、肩を緩めたりするだけでも、緊張は軽くなります。

2.適度に距離を置く

不機嫌な雰囲気には、とにかく巻き込まれないようにすることが肝心。

ご機嫌を取ろうと、あなたが何かしてあげたとしたら、それは不機嫌な人の思うツボです。
そうしてしまうと、また次にあなたに何かして欲しい時に、その人は不機嫌になります。

それを繰り返しているうちに、もっとあなたをコントロールしたくなって、あなたのした事で、余計不機嫌になることもあります。

善意でやっているつもりが仇になる?
残念ですよね。

なので、なるべそっとしておくことをお勧めします。

これが功を奏すると、不機嫌な人は、「不機嫌な気分を使って相手をコントロールするという、自分のやり方が上手くいかないことがある!」と、気付いてくれるかもしれません。

不機嫌になるというのは、実際は、とても幼稚な手段なんです。
子供が駄々をこねるようなもの。

そして、不機嫌になる人というのは、本当に子供のように「周囲よりも、自分が一段上にいる」と無意識で思い込んでいるのです。

なので、できるのであれば、あえて、不機嫌なことに気付かないふりをする。
ということも実は有効です。

本来、対等な大人同士の付き合いであれば、相手に対する要求や、何か不満などがあるのだったら、不機嫌になるのではなく、きちんと言葉で表現するべきなのです。
それをしないで、不機嫌という策略を選んでいるのですから。

言葉で表現して、コミュニケーションを取れば、お互いに考えていることを理解することができるはず。お互いに、良い関係を作るために、話し合うこともだってできます。
あなたにとっても、不機嫌なご本人にとっても、その方が望ましいのではないでしょうか?

3.不機嫌な相手と自分の感情を分ける

不機嫌であることは、実はご本人の問題。
決してあなたのせいではありません。

特に、周囲の雰囲気に敏感なあなたには、まるで、空気伝染するかのように、相手からの不機嫌が伝わってくる感じがするかもしれません。

その不機嫌に対して、あなた側の感情がなぜか暴走してしまうとしたら、あなたは、以前の人間関係で、不機嫌な人に合わせることで対応するという方法を取るしかなくて、今のその癖が身についてしまっているのかもしれません。

本来、自分の感情は自分で決めることができます。
相手が不機嫌だからといって、相手の感情にそこまで共感する必要はないのです。

不機嫌な気分は、不機嫌な相手だけのものです。

あなたの気分は、あなただけのもの。

はっきりと自覚して区別することをお勧めします。

「どんな気分を持つか?」は、実は自分自身で決めている。

おそらく、あなたは、自分の意思というよりも、なかば無意識のうちに、相手の不機嫌に引きずられるように、ネガティブな感情を持ったり、相手に合わせた行動をしたりしているのではないかと思います。
心のどこかでは、モヤモヤしながら。

ここで大切なのは、どんなに相手が不機嫌だとしても、それに引きずられることなく、あなたは、自分だけの感情を本来持つことができるということ。

例えば、あなたが電車に乗っている時、隣にいた人が、急にあなたにぶつかってきたとします。
その時、あなたはどう感じるでしょうか?
(ぶつかった瞬間に、「痛い!」と感じるのは、単に反射的な反応なので、ちょっと脇に置いておきます。)

あなたは、
「何なのこの人!失礼じゃない!!」と怒ってもいいですし、
「何で私はこんな目に遭うの?」と悲しむことも出来ます。
「この人またぶつかってくるかな?大丈夫かな?」と恐怖を感じるかもしれません。

隣の人がぶつかってきた、という全く同じ一つの状況なんですが、こんなに様々な感情が生まれる可能性があるのです。

詳しく言いますと。
感情とは、普通は心のなかで、何か勝手に湧いてくるように、感じられるかもしれません。

わたし達は、外側から入ってきたもの(刺激、情報)に反応すると、自分の内側に何か湧いてくるものを感じ取ります。
その時、その湧いてきたものについて、どういう感情として扱うのか、どういう名前を付けるのか、を自分なりに判断して決めているのです。
その判断基準は、あなた自身の過去の経験です。

ただ、自分で決めていると言っても、あなたがはっきり意識しないうちに、無意識に近いレベルで、行われているので、自分で決めているという自覚を持たないのです。

そして、判断の基準となるものは、過去の経験ですから、人によって千差万別なんです。
全く同じような状況でも、人によって、過去の経験が違うので、ある人は「怖い」と思い、他の人は「悲しい」と思うように、湧いてくる感情が、人それぞれ違うのです。

不機嫌に引きずられそうになったら、とにかく自分に戻る

少し話が脱線したようですが、周囲の状況に関わらず、自分の感情や気分は、自分のものだということを、忘れないでいてください。

不機嫌な人の「不機嫌オーラ」に影響されそうになったら、ひと呼吸おいて、自分自身に戻ってください。
今、あなたが本当に感じているのはどんなことか?
身体の感覚はどんな感じか?
ご自分の内面を確かめてみてください。

自分の内面を感じること、自分でいることが、不機嫌な人との間に、自分を守るための境界線を引くことにつながります。

繰り返しになりますが、やはり不機嫌はある種の暴力なんです。
相手が不機嫌でも、自分は自分でいることは必ずできるようになります。

くれぐれも、不機嫌な人のペースに乗せられないように。
ご自分をちゃんと守ってください。

ABOUT ME
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Chisako
臨床心理士・公認心理師・ヨガインストラクター。元社労士。 自分らしく生きたいあなたのために、私のこれまでの学びを、ギュッと凝縮して共有していきます。ご相談はお気軽に。 根が不器用なので、ただシンプルに生きるのが信条。
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