セルフケア

季節の変わり目はメンタル低下にも要注意!

東京では木枯らし1号が観測されました。
朝晩の冷え込みが厳しく、日中との寒暖の差が激しい時期です。
秋から冬へ、季節の変わり目でもあります。

一般的にも、季節の変わり目というのは、体調を崩しやすいので、気を付けるように、と言われています。
当然、この時期はメンタル面でも不調に陥りやすいのです。
普段気を付けているはずなのに、何となく体調が悪い、という方も珍しくありません。

今日は、こんな時期でも楽に過ごせるようになるセルフケアについてご紹介します。

「土用」という時期

突然ですが、「土用」をご存知でしょうか?
夏にウナギを食べる「土用丑の日」はよく知られているかと思いますが、
実は、「土用」という時期は年に4回あります。

立春、立夏、立秋、立冬前の18日間の期間のことを土用と言います。

今年、2020年の土用は以下の期間にあたります。

冬の土用:1月18日~2月3日
春の土用:4月16日~5月4日
夏の土用:7月19日~8月6日
秋の土用:10月20日~11月6日

その年の暦によって、若干の差はありますが、ほとんど上記の時期になります。

ちょうど今の時期がそうなんです。

昔は、この土用の時期には、普段以上に注意して静かに過ごす習慣があったようです。
旅行や転居などの移動を避けたり、増改築をしない方がいい時期だとされてきました。

昔々は医学が発達していなかったこともあり、季節の変わり目に無理をして体調を崩してしまうと大事になってしまうからだったのでしょうね。

しかし、現在でも、生理的・物理的に身体にとって厄介な時期であることには変わりありません。

自律神経が乱れやすい時期

季節の変わり目というのは、気温差、湿度差、気圧差が激しくなります。
急に暑く成ったり、寒くなったり、お天気が変わりやすかったり。

外気温がどんなに変化しても、わたし達の身体は一定の体温を保っていられるのは、自律神経の働きのおかげです。

自律神経は、交感神経と副交感神経の2つから成り立っています。
この2つは、正反対の性質を持っています。
交感神経は、日中活動している時、緊張やストレスがある時に強く働きます。
一方、副交感神経は、睡眠中やリラックスしている時に強く働きます。
どちらも、わたし達の意思とは関係なく、「自律」して働いています。

この相反する作用を持つ神経が、周囲の環境に合わせて、バランス良く働くことで、体温調整、消化、代謝、血液の循環を調整し、わたし達の体内の環境は常に一定に保たれているのです。

自律神経のバランスが崩れる原因は色々ありまが、気温差は大きな原因のひとつです。
今のような気温差の激しい、つまり外的な環境の変化が激しいこの時期は、自律神経にとって大変な負担になります。
なので、ただでさえ、自律神経の働きが悪くなりやすく、したがって、消化、血液循環などがうまくいかなくて、体調を崩しやすい、ということ。

自律神経は内分泌系とも関わっている

自律神経は、当然のことながら、体内のホルモン分泌をつかさどる内分泌系とも働きかけあっています。

自律神経の働きが悪いと、セロトニン、メラトニンなどのホルモンのバランスも崩れ、体調はもちろん、メンタル面にも影響を及ぼします。

なので、
なぜか、だるい。
すっきり眠れない。
なんとなくイライラする。
気分が落ち込む。
やる気が出ない。
ちょっとしたことなのに、いつも以上に気になって不安になる・・・
という症状が出やすくなります。

身体にとってストレスになるということは、当然、心にもストレスになるということです。

ちょっとしたストレスが大事になることも

もうひとつ、注意していただきたいのが、
自律神経の働きは、ストレスの影響を受けやすい、ということ。

この時期は、とにかく自律神経に負荷がかかりやすい。

それなのに、日頃からストレスが溜まっていると、少し余計にストレスがかかるだけで、
大きくバランスを崩してしまう場合があるのです。
ちょうど、コップの水が溢れるように。

それに、自律神経は、わたし達の意思とは無関係で働くものなので、「自律神経はどんな調子かな?」とか、気にすることはありませんよね。

なので、気付かないうちに、自律神経のバランスが大きく乱れてしまうこともあるのです。

土用の時期は、普段以上に、心身のケアが必要になってきます。

そこで、今お勧めの身体と心のケアについてお伝えします。

身体を温めて循環を良く!

身体のケアとしては、食事・睡眠・運動の3本柱はやっぱり大切です。

食事について

胃腸の調子が悪くなりやすいので、冷たいもの・消化の悪いものを摂らないようにした方が良いです。
また、食べ過ぎも控えることをお勧めします。
イライラすると、甘い物、コーヒー、アルコールなどが欲しくなってしまいますが、これらは全て身体に刺激が強いので、この時期はくれぐれも控えめに。
甘い物でしたら、白砂糖たっぷりのケーキではなく、果物など自然な甘みの
あるものを。
(ただし果物も摂り過ぎは身体を冷やしますので気を付けて)

睡眠について

夜は身体が冷えて寝つきが悪い、朝の冷え込みで目が早く覚めてしまう。そんな状況があるかもしれません。
お勧めは、首の付け根を温めること。
脳の神経と身体の各神経をつなぐ大切な場所です。
ここを冷やさないようにするだけでも、気分が違ってきます。
(鍼灸師さん達の経験上の知識では、うつ症状やメンタル不調にも、有効だということです!)

運動について

激しい運動は体力を消耗するのでお勧めしません。
が、身体全体の水分代謝、血行、気の巡りを良くすることが大切なので、やはり身体を動かすことはマストです。
散歩、お掃除を頑張る、もちろんヨガなど、疲れない・辛くない程度の運動はぜひ行ってみてください。

実は、ヨガがとってもお勧めです!
というのは、自律神経は無意識的に働いているのですが、
唯一、呼吸をすることによって、意識的に自律神経を整えることができるのです。
また、筋肉をしっかり使うこと、からだの関節を正しい位置に整えることも、
自律神経のバランスを保つために効果的なんです。

運動といっても、難しく考える必要はありません。
例えば、今や、ヨガの情報はどこにでもあります。
どんな運動でも、無理なく出来る範囲で、丁寧にやること。
それがベストなんです。

運動が難しい場合は、深い呼吸をするように心がけるだけでも、効果があります。
深呼吸の詳しいやり方は、こちらの記事でご紹介しています。

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心のケアのためには、リラックスが一番!

当たり前のことかもしれませんが、やっぱりこれなんです。

この時期は、静かに過ごすべき、というのも、
忙しく動き回ったり、新しいことにチャレンジしたりすることは、緊張とストレスを生み出すからです。

この時期は、転職・引っ越しなど、新しいことを始めたり、環境が大きく変化するイベントは避けておいた方が無難です。
というのは、結婚などの喜ばしい出来事でも、それまでと生活環境が大きく変化するので、新しい環境に適応するためには、心理的に相当なエネルギーが必要とされるからです。

もし、仕事量やスケジュールをご自分で決められるのであれば、この時期はペースダウンされておくことをお勧めします。

リラックスして副交感神経の働きを高めましょう!

年齢とともに、リラックスを司る副交感神経の働きが衰えやすくなります。
そのために睡眠の質が低下したり、イライラしやすくなり、血圧も高くなりやすいのです。

ただでさえ、緊張しやすい世の中ですから、交感神経の働きを高める必要はないので、副交感神経の働きを高めるようにすることが大切。

この時期は特に意識してリラックスする時間を持つことです。
それが、心はもちろんのこと、身体のケアにもつながります。

不安定になる自分を責めないで

そして大切なのは、ご自分を責めないこと。
季節の変わり目に体調が崩れ、心理的なバランスも崩れるということは、あなたのせいではありません。

わたし達人間は、今のような世の中になっても、本質的には自然と一体です。
朝に太陽が昇り、夜に太陽が沈むという、当たり前の自然現象からは逃れられません。

なので、季節の変わり目に、自然環境から影響を受けるのは、生きている身体を持つ以上、仕方のないことなのです。

だから、この時期、どうもイライラしてしまった!とか、
周りの人に当たってしまった!とか、
モヤモヤしてしかたない!とか、
いろいろあっても、ご自分を責めないでくださいね。

バランスが整うのを待つこと

この時期にバランスが崩れるのは、自然のせいでもあるんですから、
「そういう時期なんだ~」と捉えて、
「何とかしなくては!」みたいな気持ちを思い切って手放してみましょう。

物事には「タイミング」というものがあります。
昨日はダメでも、今日は大丈夫かもしれません。
今日はダメでも、明日もダメとは限りません。

バランスが崩れてしまっても、揺れているブランコが自然に止まるように、
無理にどうにかしようとせず、
ただじっとしているだけでも、
心身のバランスが再び整う時期が来ます。

いろいろなことを乗り越えて、季節の変わり目を迎えられたのですから、
今日ここまでやってこられたご自分を認めてあげてくださいね。

ABOUT ME
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Chisako
臨床心理士・公認心理師・ヨガインストラクター。元社労士。 こころとからだのことで悩んでいるあなたに、わたしの今までの学びがお役に立つと嬉しいです。 根が不器用な自分を認めて、ただシンプルに生きるのが信条。
カウンセリングがうまくいかなかったあなたに。

あなたはご存知でしょうか?

不安、うつ、トラウマ、過緊張など、こころの症状を、、身体を整えながら、身体の側から改善していくことができるということを。

「心の問題には対話によるカウンセリング」というのが一般的な常識ですし、
わたし自身、臨床心理士として、カウンセリングの効果も確かにあると認めています。

けれども、カウンセリングでは、うまく話すことができないと、なかなか先に進めない、ということも事実です。

いくら相手がカウンセラーだったとしても、そんなにすぐに打ち解けて、自分のありのままを話すことなんて難しいですよね。
信頼できるかどうかも分からないし、不安ですよね?

カウンセラーと信頼できる関係を築くまでには、本当に長い時間がかかります。
そのため、カウンセリングで変化を感じる前に、続けられなくなってしまう場合が多いのです。

「カウンセリングがうまくいかない」と困っている方がきっとたくさんいらっしゃるはず。本当はそういう方こそ、心のケアが必要なのに。

そこで、「無理に誰かに話さなくても、心の問題を解決していける方法があればいいな」と、わたしはずっと探していました。

そこで、たどり着いたのが、身体を整え、身体の感覚に向き合うことで、心を整え、心の問題を解決していこうとする方法でのカウンセリングだったのです。

これから自分らしく生きるために、こころ、からだをケアしたい。
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そんなあなたにこそ、かぜのねのカウンセリングをお勧めします。
ぜひ、一度試してみてくださいませんか。

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