Psychotherapy

心のお片付け~自分の過去に向き合う前に知っておいてほしいこと

いつか、どこかで、自分の過去に向き合わないといけない、って思ってました・・・

なんとなく、そう感じている方は、意外に多いのではないでしょうか。

特に、コロナウィルスが蔓延している。
こんな危機的な状況にあると、いやでも自分の不安に向き合うことになります。

そして、その不安の根っこにある、「何かモヤモヤしたもの」にも。

今まで、自分で「だましだまし」してきた心身の不調が、不安定な状況によるストレスが加わったことで、いよいよ表に出てくる場合も。

こんなパターンもあるかと思います。

ずっと心身の不調を抱えていて、
その原因が今、置かれている環境や仕事のストレスだけに関係しているのではない。
「多分もっと、過去の出来事、かつて体験したことに関わっているはず」と、
他でもない自分自身で直感している。
でも、日々のやるべきことに追われて、これまであまり目を向けてこなかった。

または、

自分で何となく「トラウマだ」と感じている出来事がある。
そのことを思い出すと、激しい感情が湧いてきたり、モヤモヤしたりして、気持ちが不安定になる。
本当は、過去のことを忘れたいのに忘れられない。
だからどうしても自分の過去と向き合わなくてはいけない。
でも、やっぱり怖くて、どうしてもできなかった。

あるいは、

「トラウマ」のように、そこまでハッキリした出来事ではないけれど、過去にいろいろ、嫌だったことがたくさんあった。
なるべく思い出さないようにしているけど、いつかはちゃんと、自分の気持ちを整理して、モヤモヤしたものを手放したい。
そうすればスッキリするのも、心のどこかで、分かっている。
でも、何となく、ずるずるしてきたな・・・

あなたが置かれた状況はさまざまだと思います。
でも、どうしても、一歩踏み出すことができない。
そこは共通していると思います。

やらなくてはいけない。 やった方が多分、自分にとっても良いことだろう。
それは分かっているけれど、なぜか、ベクトルを向けられない。

Chisako
Chisako
わたし自身、ずっとそうだったので。その気持ちはよく分かります!

自分の過去に向き合うのは辛いこと。

自分の過去に向き合うのは、本当に大変な、辛いことなんです。
あまりにも辛すぎて吐き気がしたりするほど。(わたしは実際そうでした。)

それに、過去に自分がしてしまった間違いに気がついて、深く後悔するかもしれない。
二度と取り返しのつかないことをしてしまった、と。
そこでまた自分を強く責めることになるかもしれない。

過去の自分が、ただただ惨めで、記憶そのものを消し去りたいかもしれない。

過去と向き合った先に、何が起こるのか?
自分がどうなってしまうのか?
それも不安。

意識していても、意識していなくても、そのことが、誰でも痛いほど分かっている。
だからこそ、最初の一歩が踏み出せないのですよね?

わたし達人間は、もともと本質的に、自分にとって嫌なこと、都合の悪いことほど認めようとしないもの。
ある意味、そういうふうに出来ているんです。
だから、自分の過去から逃げるというのは、自然な行動でもあるんです。

それでも、あえて、「過去に向き合う」という、嫌なこと、辛いことをやってみようと思うのは?

そんなに大変なことなのに、なぜ、過去と向き合わなくてはいけないと思うのでしょうか?

体調を良くするため。
心の傷を癒すため。

新しい一歩を踏み出したいけれど、
過去のことがブレーキになって進んでいけない。 だから何とかしたい!

そんな強い気持ちもあるからですよね。

でも、もっと心の深い部分では、

  • 自分のことをもっとを知りたい
  • 自分のことを認められるようになりたい
  • 今の自分を変えたい

そんな願いがあるのではないでしょうか?

こうした、自分の内面に向かおうとする欲求も、人間にとって、自然な欲求。
誰もが願うことでもあります。

過去との向き合い方について、私の体験から言えること。

ここでは、そんなあなたに参考にしていただきたいので、
自分の過去と向き合う時の、もっとも妥当だと思う方法をお伝えします。
というか流れ、というか方向性というか。
方法というほど具体的なものではないですね。

カウンセリングや心理療法には、いろいろな理論・流派・技法があって、過去への向き合い方はさまざまです。
そして実際のカウンセリング場面では、計り知れないほど、さまざまなケースがあって、
一般論やマニュアルというものは存在しません。

ですので、あくまでも、私自身の体験に基づいた個人的な考え方であることをご承知おきください。

過去にきちんと向き合うには、実は過去とある一定の距離を置いておく必要があります。

「向き合う」ということは、向き合うべき対象がないと向き合えません。
日常でも、誰か相手がいるから、その人と向き合えるわけですよね。

過去の記憶を思い出すだけで、頭が混乱してしまう。
気持ちが揺さぶられて何も手につかなくなる。

それは、過去を思い出しているというのではなくて、過去の出来事に今でも巻き込まれてしまっている状態なのです。
この状態では、過去の出来事を、今現実に起きているかのように再体験していることになります。

あなたは今現在に存在しているのにも関わらず。

こういう、過去に巻き込まれている段階では、自分が混乱する恐怖を感じるだけで、過去と向き合うことは、正直難しいです。

過去に向き合うとは、過去を再体験することではなく、過去の出来事を客観的に見つめ直すことです。

具体的には、
過度に不安になり過ぎず、安全に過去を振り返って、
「今現在のあなたとして、どう感じるか?」
「実際は何が起きていたのか?」
「あなたは本当はどうしたかったのか?」
それを確かめていく作業です。

過去に向き合うには、何より「今ここ」の自分が大切

安全に過去に向き合っていくためには、まずは、「今ここ」の現実にいる自分を確立することが先なんです。
過去、現在、未来という時間の感覚を、ちゃんと保っておくこと。
それがまだ保てないのであれば、最初に、時間の感覚をもう一度取り戻すことが必要です。

過去の出来事は、時間軸では、もう終わったことです。
今現在起きていることではありません。

なので本来、
今のあなたは、今実際に起きていることだけを経験すればいいはずです。
もう、過去の出来事を再度経験する必要はないのです。

じゃあ、どうすればいいの?

 

時間の感覚を取り戻すには、過去に引きずられそうになる自分を、今の現実に引き戻してあげてください。

具体的には、過去のことが急に湧いてきたら、日常生活のごくありふれた動作でもいいので、今、自分が現実にやっていることに、意識を集中してみてください。

例えば、朝起きて、洗顔する、歯を磨く、朝ご飯を食べるなど。
「今ここにいる自分がやっていること」だけに意識を向けて、丁寧にやってみてください。

現実のあなたの手で触れるもの、歩く時の足の感覚、目から入ってくる景色をしっかりと感じながら。

そうすると、今ある自分という感覚、現在を生きている感覚が戻ってきます。
「今この瞬間にとどまる」というマインドフルネスの考え方も参考になります。

最初はそれも難しく感じられるかもしれませんが、ほんの少しずつでも、続けていくと、必ずやれるようになります。
特別な才能とか高度なスキルは必要ありません。
地道にやってみるだけです。

「今、ここ」の自分でいられるようになったら

今ここに、現実にちゃんといられるようになると、過去は過去として考えられるようになります。
つまり、過去とある程度、距離を置くことができた、ということです。

その時に、「改めて過去に向き合おう、やっぱり必要だ」
と、あなたが感じるのであれば、それは過去と向き合うべき時です。

いよいよ、過去のことを考えてみましょう。

まず、ゆっくりと、落ち着ける、自分ひとりの時間と場所を用意してください。

そこで、あなたのペースで、過去のことを思い出してみてください。
コツは、ニュース番組のように、なるべく客観的に、事実だけを中心に、振り返ることです。
そうすると、自分のことなのに、少し距離を置いて、感情的にならずに、向き合うことができます。

この時、自分のなかで気付いたこと、考えたこと、感じたことなど、日記のように書き留めでおくことをお勧めします。
言葉で表現すると、もっと自分なりに理解できますし、気持ちを整理することができます。

そして、書いたものを、しばらくしてから、改めて読み返してみます。
一層客観的に見ることができるはずなので、もしかしたら、以前は見落としていたことに気付くことができるかもしれません。
もっと広い視野で過去のことを見つめて、理解できるかもしれません。

自分だけでは辛くなってしまったら

自分の過去と向き合うという、心の作業は、誰でも自分一人で、できることです。
けれども、自分の心こそ、一番自分では分からない、というのも、また事実です。

その場合、安心して話せる相手がいれば、その人に話を聴いてもらうことが役に立ちます。

カウンセリングでもそうなのですが、
あなたのことを知らない相手に対して、伝わるように、分かってもらえるように「話す」と、
自分で自分のことが、もっとよく分かるようになるのです。

そして、「伝わる」ということは、共感、つまり相手と何かをシェアできた、ということ。
なので、あなたひとりで抱える必要がなくなります。

今の自分を生きることを大切に

今の自分を生きることを大切にしていると、無理矢理向き合おうとしなくても、自然に過去のことと向き合うタイミングが訪れる場合もあります。

わたし自身は、ヨガを練習している時に、ふっと感情が溢れて涙が出てくるという経験を何度もしたことがあります。

それまで自分で蓋をして覆い隠していた気持ちや感情があったことに気がついて、
そこで自分の過去を見つめ直すと、少しずつ蓋が外れていくように、
自分の本当の気持ちが分かってくるという経験も何度も繰り返しています。

(この体験は、私だけに限ったことではありません。私のヨガ仲間も、同じような経験をしている人が複数います。)

過去と向き合ってはじめて得られるもの

過去と向き合うことは、とにかくエネルギーのいることで、時には辛過ぎるくらいですが、得られるものも、また、とても大きいと思います。

過去に起こった出来事そのものは、決して変わることはありません。
でも、過去に対する評価や考え方は変えていくことができます。

過去と向き合っていくと、あなた自身だけを責める必要がなかったことにも気づき、自分のことを許せるようになります。

ある人との間に起こった過去に向き合うことで、その相手に対する評価も変わって、今これから、その相手との関係が変わっていく可能性があります。

過去のあなたには、とても理解出来なかった状況や、その時の誰かの気持ちも、少しずつ理解できるようになるかもしれません。

何よりも、過去のあなた自身に対する気持ちが、あなたのなかで、変わってきます。
過去のあなたも、今のあなたにつながっていて、過去のあなたが経験したからこそ、今のあなたがある。
過去のあなたも、今のあなたも、全て「わたしでいい」そう思える時が来ます。

必ず、少しずつ変わっていけます。

この記事が、辛い過去に悩むあなたのお力添えになると嬉しいです。

ABOUT ME
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Chisako
臨床心理士・公認心理師・ヨガインストラクター。元社労士。 自分らしく生きたいあなたのために、私のこれまでの学びを、ギュッと凝縮して共有していきます。ご相談はお気軽に。 根が不器用なので、ただシンプルに生きるのが信条。
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