心の整え方

「なぜ、モヤモヤするの?」考えてみたことはありますか?

何となくモヤモヤしてスッキリしないんです…

たびたびこうしたお話を伺うことがあります。
わたし自身、以前は相当モヤモヤした時期を過ごしていましたので、何となく鬱陶しいというか、すごく落ち込む訳でもないけど、前向きな気持ちになれない感じが、よく分かります。

モヤモヤって、本当に曖昧なものですよね。

気分を変えようと、美味しいスイーツを食べたり、新しい服を買ったり、髪型を変えたり、新しい趣味を始めてみたり、いろいろやっていると、あまり気にならなくなる場合もあります。

でも、それは一時しのぎのカンフル剤にしかならなくて、しばらくするとまたモヤモヤする…
やっぱりもっと根本的にモヤモヤを解消しないといけないのかな…
ということに、おそらく気づいていらっしゃるのではないかと思います。

だからこそ、モヤモヤは厄介なものです。

ここでは、わたしの今までの経験から分かってきたことをシェアしつつ、モヤモヤにどう対処すればいいのか、考えていきたいと思います。

モヤモヤするのはどんな時?

あなたが最近モヤモヤしたのは、いつ・どこで・どのような状況の時でしたか?
そして、あなたのモヤモヤ感というのは、具体的にはどんな感じですか?

そう質問されると、意外にハッキリと答えられない場合が多いのではないでしょうか。

それもそのはず。
はっきりとした原因や理由が分からないからこそ、モヤモヤするんですよね。
それに、怒りや悲しみという分かりやすい感情ではなくて、名付けようのない、曖昧な感じが、まさにモヤモヤなのかとも思います。

例えば、
特別に「これ」と言ったはっきりした理由は思い当たらない。
でも、どこか、漠然とした不安定感とか、無気力感がある。
世間的には、そこそこ恵まれている環境なのかもしれないけれど、なぜか辛い。
などなど。

モヤモヤする、ということの背景には、必ず何か原因があるはずです。
その理由は人それぞれ違うかとは思いますし、モヤモヤ感というのも、十人十色かもしれません。

けれども、多くの方に共通のモヤモヤするパターンがあるのではないか、とわたしは考えています。

何かが違う…という「違和感」

なぜかモヤモヤする時は、「本当は○○だと思う」「何かが違う」
そんなふうな感覚があるのではないでしょうか。

からだの感覚では、腹の底では、こころの奥では、自分がどう感じているのか、自分が本当はどうしたいのか、自分で何となく分かっているのに、それを否定していくしかない、みたいな。

ハッキリと意識していないレベルではあっても、どこかで「何かが違う。このままではダメかも」みたいな感覚があるのに薄々気づいている。
けれども、微妙な曖昧な感じだし、明日の仕事のこと、家族のこと、目先の予定のことで忙しいし、そちらを優先しなくてはいけないことを口実にして先送りしてきた。

割り切れればいいのに、割り切れないから

自分のなかで、「本当はこうだ」という感覚があるけれど、「まあ、いいか」と割り切って無視できないから、モヤモヤし続けるのではないですか。

「感覚的過ぎて、ちゃんとした根拠もないし…」
「自分の一時の感覚に過ぎないから、間違っているかもしれないし…」
「なんでそうなのか、って聞かれても、うまく説明できないから…」

こんなふうに、自分のなかで言い訳をして、なんとか自分を納得させようする。
「でも…やっぱり」
どこか腑に落ちない感じが残ってずっと気になる。

それは、どこかで、「自分の感覚をもっと信じられるようになりたい」という気持ちがあるからではないでしょうか。
モヤモヤするのは、本心から納得出来ていないという、何よりの証拠です。

それはなぜかというと。

周りの状況が気になって、どうしても、その自分自身の感覚に従って行動することができない。
間違っているかもしれないから、どこか自分の感覚を信じきれないところがある。
自分の感覚に従うということが漠然と怖い。

そんな背景があるのではないでしょうか。

モヤモヤはどこから生まれる?

改めてご自分のモヤモヤが、いつ、どこで、どのように生まれたのか?

少しご自分のなかで振り返ってみてください。

その、モヤモヤする感じというのは、ご自分でハッキリと意識したり、言葉で表現できるレベルのものではなく、もっと曖昧な、イメージでしかないようなものではないでしょうか。

なぜなら、「モヤモヤ」というのは、完全に意識できない、半分無意識の、心のより深い部分で感じている違和感だからです。

無意識からのサイン

わたし達は普段、自分の考えていることや行動を意識していますね。

ところが、そういう意識できる行動や思考でも、実は無意識の影響が大きいのです。

人間の心というのは、大まかに分けると、普段の生活で意識できるレベルの「意識」と普段あまり意識することのない「無意識」とから成り立っています。

特に無意識の領域は奥深く、計り知れないほど。
どんなに研究が進んでも、全てが解明されることはないでしょう。
そして無意識は自分で意識して自覚しようとしても、なかなかできないものです。
(通常は夢として現れることが多いです。)

わたし達が普段意識しているのは、そんなふうに膨大な心のうち、ほんの僅かの部分に過ぎないのです。
(心理学では「意識は無意識のうちの氷山の一角」と言われています。)

モヤモヤは、そんな無意識の領域から生じてくるもの。

なので、ハッキリとした形を取らずに、何となくぼんやりと心に現われ、夢のようにあやふや。

けれども、「モヤモヤ」するというのは、あなたにとって、「何かしっくりこないものがある」という、他ならぬ自分の深い心の部分、無意識からのサインなんです。

そして、この無意識というのは、実体がなく、とらえどころのないものであるため、かつては悪いもののように思われていた時代もありました。
が、決してそんなことはなく、何かを生み出す創造力の源であったり、自分らしく生きるエネルギーの源泉となるものなんです。

モヤモヤするのは自分らしく生きたいから

モヤモヤは「何かが違う」という、自分の心の奥底からの声です。

ですので、決して無駄なものではなく、むしろ、「より自分らしく生きたい」という気持ちが根底にあるからこそ、湧いてくるものだと思うのです。

Chisako
Chisako
モヤモヤするのは、探るべき何かがあるということ

そのモヤモヤは、あなたに何かを告げようとしているはず。
おそらく、もっと自分らしく生きるための何かヒントを教えてくれるものです。
ネットの情報や他の人のアドバイスではなくて、他ならぬ自分自身の内側にあるものから。

モヤモヤと向き合っていく

ですので、モヤモヤした状態から目を背けたり、単純に切り捨てることなく、ちゃんと向き合って考えてみることをお勧めします。

  • モヤモヤするのは、どんな状況のとき?
  • モヤモヤする原因として考えられるのは?
  • モヤモヤは、自分のなかでどんなふうに感じられる?

こんなふうに、一度立ち止まって、モヤモヤと向き合う時間をとってみてください。

そのモヤモヤの、原因となるものが、はっきり分かっても、分からなくても大丈夫です。
決して原因を見つけることが目的なのではありません。

モヤモヤするのはなぜなのか?
ご自分のなかで、考えたり、感じてみたりすること自体に意味があります。

その過程で、必ず「何か」が見えてきます。
それが、あなたのモヤモヤが、あなたに伝えたかったことです。

それに気づくと、モヤモヤは自然に和らいでいきます。

モヤモヤと向き合った先にあるもの

ただ、モヤモヤと向き合うのは、頭では分かっていても、なかなか行動に移すのが難しいかもしれません。

やらない理由はたくさんあります。
「余計ネガティブになりそう」
「どうせ上手くいかないから」
「面倒くさいから」

確かにそうです。
でも、一時的な気晴らしをしながらモヤモヤを遠ざけていても、やっぱりモヤモヤ気分は消えないのではないでしょうか。

ご自分の心のなかのことに向き合えるのは、自分自身しかいません。
他の誰かが代わってやってくれることはないんです。

モヤモヤと向き合ううちに、ご自分でも嫌になるような、気持ちや記憶、考え方が出てきて、一時は、一層ネガティブな気分になることもあるかもしれません。

無意識に隠されていることは、自分では見たくない、認めたくない現実でもあるからです。
あえて傷つかなくてはいけないようなことをしている気持ちになるかもしれません。

ただ、このネガティブな気持ちを含めて、自分のことが、もっと自分で分かるようになります。
すると、より自分らしく生きているという実感を持つことができる日が来ます。
必要以上に他の人にもモヤモヤにも影響されずに、楽に生きられるようになります。

器用な生き方・不器用な生き方

話が変わるようですが、一般的には、こういうモヤモヤを割り切って、スッキリ生きることが良いという風潮があるように、わたしは感じます。

モヤモヤしながら考えることや、グルグル同じところを回っているような考え方は、時間の無駄とか、パフォーマンスが悪いように受け取られるかもしれません。

なので、器用に割り切って生きられる人の方が優れている、クリエイティブだ、と評価されることが多いかと思います。

わたし自身も、心理の勉強を始めるまでは、そういう生き方の方がいいのだろう、と、モヤモヤしてしまう自分の不器用さが嫌でした。
わたしの母は、たいていのことは頭で割り切って行動出来るタイプだったので、そうは出来ない自分を一段劣った人間みたいに感じていたこともありました。

不器用な生き方を選んで

ところが今は、切り捨てようと思っても、切り捨てられないモヤモヤしたものに、本当は大切な意味があるのだ、と確信するに至りました。
単に効率良く生きることより大切なことがあるということにも気付きました。

人間の一生は、ロボットやAIのように、効率が良いか悪いかという物差しで測ることができないものです。

わたしは、いわゆる「器用に生きること」をやめることにしました。
するとますます、自分に嘘をつくことが出来なくなりました。

自分がどう感じているのか?
自分には何が必要なのか?
自分ば本当は何をしたいのか?

最初の頃は、今まで何も感じなかったことに、「何かが違う」と違和感を感じることが多くなりました。

今まで、わたしのなかに、確かにあった。
けれども、わたし自身が見ないように、気付かないように、自分から隠してきたこと。

そういうものに、ハッキリ気付くようになって、それまで以上に、モヤモヤを割り切ることができなくなったんです。

モヤモヤと付き合い続けていく

でもその一方で、今まで全くどうでもいいと思っていたことなのに、「これが大切だ」と直感でハッキリ分かってしまうことが増えてきて、自分の感覚を信じられるようになってきました。

そして、モヤモヤというものは、割り切っては無理に閉じ込めておくべきものではなくて、その都度、向き合っていくべきものだ、ということが自然に分かってきました。

モヤモヤと向き合うのは、わたしにとって、より繊細に、より深いレベルで自分のことを分かろうとすること。(ヨガの探求と同じです!)

「気のせいよ」
「みんなと同じでなくては」
「恥ずかしいから」

こんなふうに、上手に自分に言い聞かせ続けて、ずっと、自分を騙したまま、「器用に」「スッキリ」これはこれ、と割り切って、自分のなかの一部を切り捨ててやっていく。

Chisako
Chisako
わたしはそういう生き方をしたくないんだ、ということだけは確実に分かりました(笑)

せっかく自分に生まれたのだから、自分で自分を誤魔化していていいのかな?
後にも先にも、どんなにちっぽけであっても、自分という存在は自分だけだから。
自分の感覚に正直になって、割り切れないモヤモヤに付き合いながら、不器用なわたしとして生きていこう。

そう決めました。
今でも、もちろんモヤモヤしますが、モヤモヤすること自体では悩まなくなりました。
「またモヤモヤが来たな」みたいな感じで。

ABOUT ME
Chisako
臨床心理士・公認心理師・ヨガインストラクター。元社労士。 こころとからだのことで悩んでいるあなたに、わたしの今までの学びがお役に立つと嬉しいです。 根が不器用な自分を認めて、ただシンプルに生きるのが信条。
カウンセリングがうまくいかなかったあなたに。

あなたはご存知でしょうか?

不安、うつ、トラウマ、過緊張など、こころの症状を、身体を整えながら、身体の側から改善していくことができるということを。

「心の問題には対話によるカウンセリング」というのが一般的な常識ですし、
わたし自身、臨床心理士として、カウンセリングの効果も確かにあると認めています。

けれども、カウンセリングでは、うまく話すことができないと、なかなか先に進めない、ということも事実です。

いくら相手がカウンセラーだったとしても、そんなにすぐに打ち解けて、自分のありのままを話すことなんて難しいですよね。
信頼できるかどうかも分からないし、不安ですよね?

カウンセラーと信頼できる関係を築くまでには、本当に長い時間がかかります。
そのため、カウンセリングで変化を感じる前に、続けられなくなってしまう場合が多いのです。

「カウンセリングがうまくいかない」と困っている方がきっとたくさんいらっしゃるはず。本当はそういう方こそ、心のケアが必要なのに。

そこで、「無理に誰かに話さなくても、心の問題を解決していける方法があればいいな」と、わたしはずっと探していました。

そこで、たどり着いたのが、身体を整え、身体の感覚に向き合うことで、心を整え、心の問題を解決していこうとする方法でのカウンセリングだったのです。

これから自分らしく生きるために、こころ、からだをケアしたい。
でも、カウンセリングでは難しい。

そんなあなたにこそ、かぜのねのカウンセリングをお勧めします。
ぜひ、一度試してみてくださいませんか。

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