本当のヨガとは?

「体が硬いからヨガはできない」という残念な誤解をしていませんか?

世界中のあらゆるところで、ヨガクラスが開催されて、誰もが気軽にヨガをやる時代。
ダイエット、アンチエイジング、健康増進、ストレス解消などなど、
さまざまな目的で行われています。

とりあえず、「体験レッスン」を見つけて、行ってみたけれど、

やっぱり私には無理~

そんな経験をされたあなた、ぜひ続きをお読みになってみてください。

せっかくヨガに興味を持ったのに、それでは正直、もったいないです。
少しずつでもいいので、続けてやっていくと、本当にからだも、こころも楽になれます。

ヨガについて、あなたはこんな誤解をしていませんか?

突然ですが、あなたはヨガについて、こんな誤解をしていませんか?

  1. 体が硬いからヨガには向いてない
  2. みんなと同じようにできないとダメ
  3. 180度開脚なんて、絶対無理
Chisako
Chisako
実はこれ、全て誤解です!
  1. ヨガは体がどんなに硬くてもできます。
  2. みんなと同じようにやる必要はありません。
  3. 180度開脚できるかどうかは、どうでもいいことです。

本来、ヨガとはどういうもの?

それが分かると、ヨガについての誤解がなくなります。
それに、せっかく時間とお金とエネルギーをかけてやるのですから、あなたにちゃんとヨガの効果を感じてほしいのです。

ヨガは、ちゃんと向き合えば、必ず効果が出ます。
ヨガを学んでいると、つくづく「ヨガの練習は裏切らない」と痛感します。

そのために知っておいて欲しいことを以下でお伝えします。

一人ひとりにとって必要なヨガは、みんな違う!

あなたがヨガをやったのはどんな場所でしたか?
スポーツジム、ホットヨガ、公民館、ヨガスタジオ…?

現在のほとんどのヨガクラスは集団レッスンですよね。
先生一人につき、生徒10人とか。
多いところでは30人~40人以上も。

そして、参加する生徒さんのレベルもさまざまです。
ヨガを始めたばかりの方、経験者の方、ダンスやバレエを習っていた方。
高齢者の方、何か不調のある方まで。

そんな皆さんが一緒に、同じ内容のポーズを取っています。
そこにまず問題があるのです。

わたし達は一人ひとり、骨格や筋肉、関節の可動域など、身体が全て違います。
一人ひとり、からだが違うので、必要なポーズ、練習すべきポーズが、本当は一人ひとりみんな違うものなのです。

例えば、Aさんにとって有効なポーズが、Bさんにとっても有効だとは限らないのです。

当然、グループレッスンのヨガは、あなただけに合う内容のものではありません。
今のあなたにとって、合っているポーズもあれば、合わないポーズもあります。

特に、高血圧や生理不順など、あなたに何か既往症がある場合や、その時の体調によっては、やらない方がいいポーズだってあります。

本当は、ヨガというものは、「みんな同じやり方」に自分を合わせるものではないのです。

あなたに合うように、ヨガのやり方を変えていくものなのです!

伝統的には、ヨガはマンツーマンレッスン

ヨガの歴史から考えても、実はもともとヨガはプライベートレッスンだったのです。

ヨガの歴史は古くて、約5000年以上前の古代インダス文明で、すでにヨガが行われていたとされています。
古代からのヨガは、現在のように、世間一般の普通の暮らしのなかで行われるものではありませんでした。世間から離れた、特別な修行用の環境で行われていたのです。

そこでのヨガは、師匠と弟子という、一対一の関係の中で、教えられ、伝えられるものでした。
「悟り」という目的を達するために、自分にとって必要なことを教えてもらい、実践していたわけです。

やっと現代になって、ヨガが科学的に研究されるようになり、
ヨガはストレス解消や健康増進にとても効果があるということが、
医学的にも証明されるようになりました。

そこで一般の人々にもヨガが広まるようになって、誰でもヨガを練習することができる状況になりました。

そのため、ヨガが広まっていったアメリカで、
大勢の人に、効率よくヨガを伝えるために、グループレッスンが考え出されたのです。

わたしがヨガを始めたのは18年以上前ですが、当時はまだ、ヨガ教室も少なく、生徒さんも少なかったのです。
個人の先生のお教室に通って、こじんまりとやっている状況でした。

なので、まだグループレッスンとはいえ、先生との関係が濃く、じっくり教えてもらうことができたのです。

ところが最近では、ヨガの流派やいろいろなやり方がますます増えてきました。

同時に大規模なスタジオやジムが多くなり、先生と生徒の関係が薄くなってしまいました。
アドバイスしてくれる人がいないまま、それはそれはたくさんのヨガのなかから、自分に合ったヨガを自分で選ばなくてはいけない時代になりました。

「自分に合ったヨガをやる」という、昔はごく当たり前だったことが、今は難しくなっているのです。

本来、ヨガとは「自分の感覚に向き合うこと」

ヨガにとって、本当に大切なことは、自分の身体を、隅々までちゃんと意識して、自分の意思で動かすこと。

あなたの動いていく身体の感覚、呼吸の感覚、
そして何よりも、「今の自分のなかで何が起きているのか?」という、
あなたの今のこころの状態を観察すること、それがヨガの本質なんです。

外側から見て、「ポーズができているか?」は関係ありません。

ヨガ雑誌のモデルさんのように、ポーズがどんなに美しく完成されたように見えても、
モデルさん自身が自分の内側の感覚に集中していないと、
それではヨガをやっているとは言えません!

生まれつき手足が長い体形で、身体が柔らかいという方もいます。
そういう人は、特に自分では何も意識しなくても、簡単にヨガのポーズが出来てしまいます。
でも、それは「ただポーズを取っているだけ」、ヨガの真似事をしているだけ。
本当に「ヨガをやっている」のではありません。

「ヨガをやっている」と言えるのは、「自分の意識が自分の内面に、ちゃんと向けられている時」です。

テレビCMとか、マスコミの影響なんでしょうが…
「ヨガごっこ」に過ぎないものが、ヨガだと誤解されている。
本当にヨガを必要としている人がヨガを敬遠してしまっているような状況を、
わたしはとても残念に思っています。

どんなに体が硬くてもヨガはできる

自分の内面に意識を向けること。
それがヨガになります。

だから、どんなに体が硬くても、「動かそう」という意識を持って、自分の感覚を感じて動かせる範囲で体を動かせばいいんです。
それがヨガです。

たとえ、病気や障害があって指一本しか動かせなかったとしても、その指一本に意識を集中して動かせば、それはヨガになります。

指一本しか動かなくてもヨガはできます!

以前、 わたしがまだヨガを教え始めて間もない頃のことです。
お仲間のあるヨガの先生から、こんなお話を伺いました。

その先生は、病院に入院中の方に向けてヨガを教える機会があったそうです。
生徒である患者さんは、当時身体がほとんど動かせない状態。
でも、ヨガにチャレンジしてみたい、と希望されていたので、ほんの少しだけ動かせる指先でヨガをやることにしたそうです。

先生自身、内心では「効果あるのかな?」と疑問だったとのこと。
でも、その生徒さんは、「動かそう」という意思を持って、今の自分の身体のなかの、動かせる限りのところを、精一杯集中して動かしました。
ただ、外から見た限りでは、指先が少し動いた程度でした。

ところが、その経験をきっかけに、その生徒さんは、身体の他の部分も次々と動かせるようになって、どんどん回復に向かったということです。

先生自身も、本当にビックリして、改めてヨガの素晴らしさを実感したと語ってくれました。

Chisako
Chisako
わたしも感激しました!

わたし自身は逆に、身体が硬いくらいの方が、ヨガの効果を感じやすいと思っています。
他ならぬ、わたし自身がそうだったので。

身体が硬くて、運動神経ゼロ。
体育の時間が何より憂鬱だったのに、なぜかヨガに引き寄せられて。
最初は毎日ヨガをやっても、大した進歩もない。
それでも、昨日より1ミリでも、確かに動かせるようになっていく。
変化していく身体を実感することができました。
それがモチベーションにつながって、気が付けば18年。

意識して動かさなくてはいけない身体の部分が多い方が、伸びしろがあって楽しめるのではないですか?

ヨガはみんなと同じようにできなくても大丈夫

ヨガはダンスではありません。
なので、みんなと同じにやる必要はありません。

新体操のように、技を競うスポーツではありません。
今はPRのために、ヨガの大会みたいなものもあるようですが、そもそもポーズの出来映えを誰かと競うことは、本来のヨガではあり得ません。

先ほどもお伝えしたように、からだには個性があって、骨格や体形、筋肉の付き方、関節の可動域は人それぞれ違います。
そもそも身体が違うので、同じポーズをとっても、他の人と全く同じ形になることは、絶対にあり得ません。
他の人と比べる必要なんて一切ないんです。

ヨガは、一人ひとり、みんな違う、自分だけの体験です。
あなたの体験は、他の人とは違います。

最初はできないことも多いかもしれませんが、今の自分ができる範囲でやればいいんです。

「どれだけ自分に向き合えるか?」が大切なので。

無理にポーズをとる必要がないことも当たり前のことなんです。
強い痛みがあったり、呼吸が苦しかったりしていると、とても今の内面の感覚を味わうことなんかできませんよね。

ヨガをやる時に一番大事なことは、「あなたが今何を感じているのか?」ということ。
それだけです。
本当に自分だけに意識を向けている状態だと、当然自分だけに集中していますから、そもそも他の人と比べている余裕はないはずですよね。

こういう、「自分の感覚に集中している状態」というのが、実は「マインドフルネス」状態なのです。

なので、本当のヨガは、まさにマインドフルネスそのもの。
逆に、マインドフルネスでなければ、ヨガでないのです。

180度開脚はどうでもいいこと。

180度開脚なんて出来なくても大丈夫。
わたしも開脚は苦手で、ヨガ18年生の今でも180度には開きません。
股関節の形によっても、開きやすい方もいれば、開きづらい方もいます。

くどいようですが、単に開脚の形を作るのがヨガではありません。

それよりも、開脚しようとする時の、太ももの内側、内転筋の伸び、膝裏のストレッチ感、股関節の感覚。
呼吸と共に変わっていく、身体中全ての感覚を観察することが、ヨガです。

そういうふうに自分の身体を繊細に感じながら、意識を向けて、身体を動かした結果がポーズになるだけです。

大切なのは、「ポーズができた」という結果ではなくて、ポーズをとろうとする過程そのもの。
そのプロセスのなかで、呼吸と一緒に刻々と変わっていく身体の感覚。
そういう「今ここ」にしかない自分だけの感覚を味わうことが、ヨガの醍醐味です。

ごく簡単なポーズでも、丁寧に真剣にやると、からだの隅々の筋肉をしっかり使うことが出来ます。

わたしのレッスンでは、基本的にあまり難しいポーズはやりませんが、ほとんどの生徒さんが、「こんなところにも筋肉があったんだ」と、驚いてくださいます。

普段の生活では絶対に意識して動かさないような、微妙な部分の筋肉までアプローチするからです。

一方、ヨガには一見、アクロバティックなポーズがあります。
例えばこんなふうな…

こういうポーズは、見世物にするわけではもちろんないです。
「普段の生活では決して使わないような筋肉でも、ちゃんと使うとこんなこともできますよ」という証明のようなものなんです。
人間が本来持っている身体の力を最大限引き出そうとした結果がこういうポーズになっただけです。

ヨガは、本来のあなたの能力を引き出します。

誰でもみんな、普段の生活では、本来持っている能力のうち、ほんの限られた部分しか使っていません。
そして、それがあまりにも当たり前になってしまって、
「これしかできない」みたいに、自分で思い込んでしまうんです。
本当は、もっとあなたの身体は動くはずなのに。

ヨガでいろいろなポーズを練習していくのは、
「自分のからだの中に、まだ使っていない部分があった」
ということを自分で発見していくためなんです。

まだまだ、自分には、自分でも知らない何か、がある!

わたし達みんな、自分でも知らない、隠れた未知の力がある、ということです。
もちろん、あなたにも。

あなたのなかの、まだ眠っている力に気付くこと。
それも、ヨガの本当の目的の一つなんです。

いかがでしょうか。
本当のヨガについて知っていると、「自分にもできそう」という気持ちになってきませんか?

あなたのヨガができるのは、あなた自身だけ。
わたし達みんな、自分だけのからだを持っていて、他の誰もできない自分だけのヨガをやれるんです。

せっかくヨガに興味があるのに、「ポーズができないから」と敬遠するのは、正直、もったいないですよ。
少しずつでも、続けてやっていくと、からだもこころも本当に変わってきますよ。

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Chisako
臨床心理士・公認心理師・ヨガインストラクター。元社労士。 こころとからだのことで悩んでいるあなたに、わたしの今までの学びがお役に立つと嬉しいです。 根が不器用な自分を認めて、ただシンプルに生きるのが信条。
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