より自分らしく健やかに。完全マイペースでヨガを学んでみませんか?

動画配信をしない理由

今日は所要で都内に外出しました。
とある大学が近くにある駅の改札付近で時間調整をしていると。
おそらく最寄りの大学の教員の方(男性)と教え子とみられる女性の方が2人で、この間の参議院選挙の結果について、議論を交わしているのでした。
たまたま耳に入ってきたので、私は聞くともなく聞いていて。

その詳しい内容については、全て聞き取れたわけでもなく、よく分からないのですが、
「有権者はどうやって投票先を決めているのか?」というテーマのお話のようでした。
先生(と思われる方)は、教え子(と思われる方)に、「あなたはどう考えているの?」という問いを幾度となく投げかけ、それに答える形で、議論はどんどん深まっていくようでした。


このシーンを偶然見せてもらって、私は何だかすごく感銘を受けまして…
私も一緒にお話してみたくなって、「よかったら私も参加させてください」と言いたくて仕方なかったです。

私は、こんなふうに、対面で、生きている人間同士が、対話をしていくことこそ、すごく人間らしいというか、人としての大切な一面だと思っているんです。
対話したところで、すぐに答えや解決策が見つかるわけではなくても、その過程で、確かにその人達のなかで何かが起こる。
話したところで、お金になることもないし、本や記事になるレベルのものではないかもしれない。
けれども、ひとつの体験として、今日のこの場でしか生まれることがなかった何かがある。

そういう時間を過ごすこと自体が、本当に人間にとって大切なのではないか、と思うのです。
結果として、何か起きるかもしれないし、何も起きないかもしれない。
不完全な人間同士のやることですから、良いことばかりではなくて、残念な結果をもたらすかもしれない。
それでも、何物にも代えがたい価値があると思うのです。

今はYouTubeでたくさんのヨガレッスンが動画配信されていますが、私が動画配信のクラスを一切やらない理由がそこにあります。
私にとって、ヨガレッスンは、いわば生徒さんとの対話の場なんです。
基本マンツーマン、プライベート・レッスンということもあり、生徒さんのなかには、身体に痛みを抱えている方も多いのです。
すると、「この動きが痛い」「このポーズは厳しい」とか、レッスンを進めていく過程でいろいろ出てきます。
それが良いんです。
こちらはその「答え」に対して別のアプローチ(他のポーズ)を提案して、実際にやってみる。そこでまた何か起こるかを見て、またさらにレッスンを深めていく。
このやり取りが面白いのです。

かつて、あるベテランの先生が「ヨガのクラスはジャズのセッションのようで、だから面白くて止められない」とおっしゃっていましたが、私も、本当にそう感じます。

配信された画像を見てポーズを取るだけでも、もちろんヨガの効果は感じられるかと思いますが、対面だからこそ味わえる「何か」、私にとっては、ヨガをやっていくうえで不可欠なものなのです。




kazenone

ヨガインストラクター・臨床心理士。 不器用な自分を認めて、ただシンプルに生きるのが信条。 ヨガの学びを通して、身体と心のつながりを実感する毎日。

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